地元である青森県平川市を盛り上げたい、より良くしたいという想いで、なにか地域に貢献できることはないかと、有志で「青森こども論語塾」を2019年6月からスタートしました。

正直この活動は、あまり理解されず、苦戦していました。そんな中、母校である平川市立小和森小学校の小山内校長先生に相談したところ、共感頂き、津軽地区の23の小学校の校長先生をご紹介頂きました。

このような経緯で、青森こども論語塾はスタートし、「小学校長だより」のおかげで青森全域の小学校281校に知って頂くことになりました。

 

アップルアーキテクツは、家創り・場創り・人創りを掲げ、「様々な家族の幸せを追求」する会社です。青森こども論語塾は、ボランティアですが、地域の未来を担う子どもたちの為に、人創り事業の一環で行っております。

 

小学校長会だより206号

 

以下、全文を掲載するので、見て頂けると嬉しいです。

 

この人に聞く

 

家創りを通して気付いた、人生で大切なこと

 

アップルアーキテクツ株式会社

代表取締役CEO 菊池暢晃

 

家を建てるときは屋根から造りません。基礎を造り、土台をながし、柱を立て、梁を掛け、屋根を造る。物事には順番があります。経営も一緒です。経営の心とも言える理念を掲げ、目指すべきビジョンを明確にし、実現するための戦略を練って、実行する。では、組織の最小単位である家族はどうでしょうか。私は今まで、140家族の家づくりに関わってきましたが、明確なビジョン、人生設計を描いている家族は、少数でした。

 

以前、勤めていた住宅会社での経験です。業績が悪化、人員整理をしたことで、従業員数は半分になり、社内の雰囲気も良くない中、自分なりに何とか会社を立て直したいと模索しておりました。当時は経営について、全く知識がなかったので、古本屋で経営関連の本を購入し、何冊か読み進めるうちに、すべての本に、「経営理念」という文字が並んでいることに気づき、同時に、自分が勤めている会社には明文化された理念がないことがわかりました。その後、代表に掛け合い、経営理念をつくるプロジェクトを立ち上げ、6カ月掛けて有志でつくりました。結果、業績は改善されず、以前よりも悪化、そして私もリストラにあい、その翌月に会社は倒産しました。今、考えると、当時つくった経営理念は綺麗事を並べたものに過ぎず、代表や社員の想いは全く無く、私のエゴが詰まったような内容でした。この経験から、「会社とは何か」「家とは何か」「家族とは何か」「幸せとは何か」を考えるようになり、「何を大切にして、どこを目指すのか。」企業や家族の将来に、大きな影響を及ぼす事に気付きました。そして、10年間、模索し続け、様々な学びを経て、3年前に建築設計事務所を起業。現在の経営理念に行き着きました。「我々は、五常(仁義礼智信)を大切に、心豊かに感じ、考え、実践し続けます。」

 

ハードとしての家創り・場創りは家族、法人共にビジョン創りから建築設計に移行。ソフトとしての人創りは、青森こども論語塾、経営塾等を主催。この中でも、力を入れているのが、ボランティアで行っている「青森こども論語塾」です。論語は、約2500年前の思想家、教育者であった孔子や彼の弟子たちの言動、対話をまとめたものです。思いやりや礼儀、学ぶことの大切さ、毎日を過ごす心構えなど、社会に生きる人間としての基本的な心得を、素読を通して親子で学ぶ塾です。ちなみに参加している家族からの声です。「一年生の息子も、彼なりに吸収しているようです。私が帰り道を間違えてしまったのですが、その様子をみながら、「これも勉強だね」と話したり、何かの拍子に「正しいことしようね」と話したりして、幼いながらもしっかり吸収したのだなと思っています。論語は、生き方や仕事の姿勢や子どもの成長など、たくさんのことの教えだと、学びを深めることができ、大変有意義な時間でした。」こども論語塾が家庭でのコミュニケーション、教育にも役立つことを実感しております。

 

論語は人としての在り方が詰まっており、弊社経営理念にも謳っている五常とも関連します。家族や法人問わず、歴史から学ぶ「在り方」が人の価値観や倫理観、そして法人の理念となります。その上で、目指す将来像としての「ビジョン」を描く。家創り・場創り・人創りのプロセスを通じて、人生を本気で考える機会に。そして、未来は自由に創れることを、起業家や経営者の皆様に、また親御さん、こどもたちに知ってもらい、実践する人を増やし、様々な家族の幸せを追求する一流企業を目指して参ります。